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1009 東大ゼミ

  • 篠宮
  • 2018年11月4日
  • 読了時間: 5分

こんにちは。

2018年も、11月に入りましたね。久しぶりにブログを書きます篠宮です。

先日のMTGにて「活動報告をしっかりとしていこう」と再確認しました。サボっていたのでちゃんとやります笑

今日は10月9日に参加した後期の東大ゼミの報告です。

後期から単位のでる授業に切り替わった影響で、外部の学生の参加は原則認められていません。

ですが前期に参加していた学生(団体)は参加してもいいというご厚意のおかげで後期も参加することができます。東大ゼミのみなさんありがとうございます。

この日のゲストは「乙武洋匡」さん。あの乙武さんです笑

前々週のオリエンテーションの時に「乙武さんに質問したいことがある人はリアクションペーパーに書いてください」と言われた僕は一つだけ質問を書きました。

正直、乙武さんのことは失礼ではありますが、「有名人」「五体不満足を書いた人」というイメージしかありませんでした。なので僕は悩みに悩んだあげく「自由とは何か?」という質問を書きました。

「は?」と思う人も、「何で?」と思う人も、笑った人もいるかもしれませんが真面目です笑

たま~に「自由ってなんだろう?」とか、自分が考えてもしょうがないことをみなさんは考えたりすることないですか?僕はよくあります笑 なのでこんな質問を書きました。

また、縁あって僕が介助に入らせて頂いている男性も自由とは何かを語っていました。

彼は「自由って本当に自分がやりたいことをやれているかどうかだと思う」と言ってました。それを聞いた僕は「おー!」ってなりました。そんな経緯もあって「自由とは何か?」という疑問が浮かんだのかもしれません。

それでは話が逸れてしまったので、当日の様子を報告していきます。

やはり「乙武さん」人気もあり、教場には多くの学生がいました。

乙武さんは冒頭にまず、「自分は障害者の代表じゃない」と前置きした上で、一方的に話をしていくスタイルではなく、学生とコミュニケーションを取りながら今日は進めていきたいとおっしゃいました。

そして「障害とは何か?」を考える前に「誰が障害者か?」を考えてみよう!となりました。

乙武さんはまず、「これから言う人が『障害者』だと思う人には○を、『障害者ではない』と思う人には×をリアクションペーパーに書いて!」と言いました。

みなさんも少し考えてみてください。

以下の中で「障害者」だと思う人には○を、「障害者ではない」と思う人には×で考えてみてください。

➀「乙武さん」

➁「手足ありだけど車椅子利用者の人」

➂「片腕の肘から先がない人」

➃「指が1本ない人」

➄「骨折して、松葉杖生活を1ヶ月している人」

➅「臨月の妊婦」

➆「トランスジェンダー」

➇「日本における同性愛者」

➈「同性婚が認められている国の同性愛者」

➉「女性参政権が認められていない国の女性」

いかがでしょうか?

理由は何でもいいです。正解も不正解もありません。

社会の常識とか関係なく、シンプルに○と×を書いてみてください。

僕もその場にいながら書きました。

僕は全部○にしました。割と即決でした。

すると、乙武さんは学生たちに問いかけていきます。

「この中で全部×にした人いる~?」

会場には一人もいませんでした。

「じゃあ全部○にした人は?」

僕は内心、「まじか~」と思いましたが、手を挙げました笑

会場で手を挙げたのは僕と、もう一人の2人しかいないというまさかの事態でした笑

「何で全部○にしたの?」と乙武さん。

もう一人の学生が答えたあと、僕も答えました。

「生きづらさを抱えていれば、障害者って言ってもいいんじゃないかと思って。たぶん僕も自分の名前がそこにあっても○にしたと思います。」こんな感じのことを答えました。

深い理由というか、自信を持って言える根拠はありませんが僕なりの考えを述べました。

なんというか、最近よく「誰が障害者で、誰が健常者なのか分からん」って思います笑

別に、僕がどす黒い何かを抱えているから自分を「障害者」と言っているわけじゃないですよ笑

ただ単純に、僕にとって「障害」ってとても身近なんだと思います。

その後、班ごとで各自の○×を確認し合いました。

そして「障害とは何か?」をみんなで考えました。

当日出た意見は

「自分の努力では解決できないもの」「生命活動をしていく上で恒常的に支援が必要な人」「フツーから外れる人」「困難を抱えた人」などなど……。

それぞれの思う意見がバンバン出ました。

そんなこんなで乙武さんの一方的なトークではなく、学生を巻き込んだお話がある程度終わりました。

最後に、事前に寄せられた質問に答えていく時間になりました。

・「日常生活で差別を感じることは?」

・「人間は考える葦である。という言葉がありますが、思考できないとしたら人間ではない?」

・「五体満足で生まれたかった?」

・「世界と日本の障害福祉、日本の教育について意見は?」

・「自分の長所は?」

などと「さすが東大生!」って感じる質問にもユーモアを交えながらも、一つ一つ丁寧に答えてくれました。

そして、最後に乙武さんが選んだ質問が「自由とは何か?」でした笑

会場が失笑に包まれている中、「この質問書いたの誰~?」と聞かれ、またもや「まじか~」と思い、躊躇しながら手をあげました笑

乙武さんは「自分は障害者の代表じゃない」ともう一度前置きした上で、

「障害とは何か?を考える上で自由とは何かを考えることは大事な要素になる。違いが不利益にならない社会と、不利益が放置されている社会のどっちに住みたい?もちろん、違いが不利益にならない社会だよね。不利益が放置されている社会は自由じゃない。どんな境遇を持って生まれてきても、自分のやりたいことをできる社会が自由だよね。」と答えてくれました。(*正確には覚えてませんがこんなニュアンスで答えてくれました。)

みなさんにとって「自由」とは何ですか?笑

以上が10月9日に参加した東大ゼミの活動報告です!


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